2017.09.07
2017年9月14日に久留米大学バイオ統計センター公開セミナーを開催します。
日時:2017年9月14日(木)15:00-17:00
場所:バイオ統計センター 講義室 講演者:大山哲司(久留米大学バイオ統計センター講師)
演 題:2値データの評価者間信頼性について
概 要:何人かの評価者(rater)が独立に,主観で被験者をいくつかの カテゴリーに分類することで得られるデータでは,評価者間で 分類がどの程度一致するかが重要となる.このような場合,κ係 数を用いて一致の程度を要約することが多いが,κ係数は周辺分 布に強く依存するという問題がある.別の指標もいくつか提案 されており,Gwet (2008)はκ係数より比較的頑健なAC1という 指標を提案している. しかし,その分散は近似的に求められたものであり,信頼区間 は十分にサンプル数が大きいときのみ妥当である.本発表では, 2値データ,2評価者という最も単純な場合に絞ってκ係数の問題 点及びAC1について説明し,Gwet (2008)とは異なる信頼区間 の構成について紹介する.
場所:バイオ統計センター 講義室 講演者:大山哲司(久留米大学バイオ統計センター講師)
演 題:2値データの評価者間信頼性について
概 要:何人かの評価者(rater)が独立に,主観で被験者をいくつかの カテゴリーに分類することで得られるデータでは,評価者間で 分類がどの程度一致するかが重要となる.このような場合,κ係 数を用いて一致の程度を要約することが多いが,κ係数は周辺分 布に強く依存するという問題がある.別の指標もいくつか提案 されており,Gwet (2008)はκ係数より比較的頑健なAC1という 指標を提案している. しかし,その分散は近似的に求められたものであり,信頼区間 は十分にサンプル数が大きいときのみ妥当である.本発表では, 2値データ,2評価者という最も単純な場合に絞ってκ係数の問題 点及びAC1について説明し,Gwet (2008)とは異なる信頼区間 の構成について紹介する.