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在校生・卒業生の声

修士課程 平成28年度入学
博士課程 平成30年度入学
橋本 賢勇

統計学は医療業界でも年々、重要視されています。臨床検査技師として病院に従事する私は、学会聴講・発表や論文などで統計学の解釈が必要と思い、久留米大学大学院修士課程で学ぶことを決意しました。
入学当初、統計学の知識がほとんどない私にとって、授業内容はとても難しく、続けていけるか心配でした。しかし仲間や先生方のサポートがあり、理解を進めることができました。本学バイオ統計センターは個人指導にも力をいれており、授業外でも希望に応じてご指導いただけます。また、学生は全国様々なバックグラウンドの方が在籍しているため、各々の専門家たちの意見を伺いながら勉強や研究ができるのも特徴のひとつです。
まだまだ学ぶべきことは大いにありますが、入学以前にはできなかった解釈や考察が可能となり、これまでに学び得たことは仕事にも活かせています。現在は多くの方々の支えがあり、同学博士課程に進学して研究に励んでいます。興味がある方は見学に来られることをお勧めします。

修士課程 平成29年度入学
博士課程 令和元年度入学
武冨 奈菜美

私はフルタイム学生として大学に通っています。学部時代のころは、数学科に所属しておりました。数学が好きな一方で医療に興味を持っていたこともあり、大学2年生の頃医学統計の存在を知ってから、もっと勉強してみたいと思うようになりました。そして修士課程から久留米大学大学院に入学し、現在同校博士課程にて研究に励んでおります。
久留米大学のバイオ統計の良いところはたくさんあります。その中でも特に、多種多様なバックグラウンドを持つ方々と一緒に勉強できるところが最大の魅力だと感じています。フルタイム学生のバックグラウンドは数学科だけでなく、農学部や経済学部、栄養学部など様々です。また、医師や看護師、薬剤師、製薬会社社員など、働きながら通っている学生も多くいらっしゃいます。皆さんそれぞれ専門が異なり、違った視点で議論できるところは、自分一人での勉強や他大学では経験できない大きなメリットだと思いますし、とてもいい刺激になります。また、先生方のご指導は手厚く、学生一人一人の状況や背景に合わせて研究指導してくださります。

博士課程 平成28年度入学
本田 主税

統計を学ぶきっかけは、創薬シーズ探索の研究で入社した職場で、実験計画や解析手法の妥当性に自信をもって答えられる人が誰もいなかったことでした。その当時、長期の研修課程といえば臨床試験に特化したBioSしかありませんでしたが、その後2000年頃から徐々に修士課程相当のコースが設立され、私はその中の一つである生物統計学の専攻課程で学ぶ機会を得ました。しかし、修了してからはさらに高度な統計知識や技術が必要で、再び自己学習に限界を感じたため、今度は解析の研究者を目指そうと思い立ちました。
久留米大学バイオ統計センターは、ライフサイエンスの枠組みで数理研究を捉える国内では数少ない教育・研究機関であり、製薬会社に居ながら臨床開発業務に携わらない私は迷わず入学しました。
ここでは20代から50代まで、さまざまな背景を持つ学生が大勢学んでおり、見識を大きく広げる機会となります。仕事や家庭があるなかで、バイオ統計の素養を高め、さらに自らの研究を進めていくのは正直難しいですが、成し遂げたときに得るものは大きいに違いありません。スタートを切るのに遅すぎるということはありません。是非私たちと一緒に挑戦しましょう。

修士課程 平成28年度入学
藤井 雅尋

私は、フルタイムの学生としてバイオ統計センターの修士課程に2年間在学していました。本センター在学前の学部では、4年次の研究室配属から数理統計の先生の下で研究しました。しかしながら、それ以前はインダストリアルデザインや人間工学など、数学・統計学とは異なる分野の勉強をしていました。このため、当初は、数学的な知識に不安がありました。しかし、本センターでは統計学に必要な数学の基礎から教えて頂き、講義のない日でも、先生方が個別に指導して下さったため、当初に抱いていた数学的な知識への不安は払しょくすることが出来ました。
また、医学的な知識が足りないと感じることも多くありましたが、共に講義を受ける学生の中には医療業務に従事されている方も多く、その方々からも多くを学ぶことが出来ました。さらに久留米大学の臨床の先生との共同研究に統計担当として参加させて頂き、データ解析の実践経験を積むことも出来ました。
この様な経験を踏まえ、私は現在、製薬企業で統計解析・データマネジメント業務に携わっており、本センターで経験したことの多くを活かすことが出来ております。また、卒業後も本センターの先生方の業績に接する機会が多く、改めて振返っても偉大な先生方にご指導頂いた充実した2年間であったと感じています。

博士課程 平成28年度入学
池田 徳典

上司の勧めでバイオ統計センターに入学することになった私です。入学当時、統計の知識は殆どなく、数学の知識も医師生活と研究生活ですっかり消え失せていたため相当に苦労しましたが、数学の勉強や統計的な質問に教員の先生方がいつも快く応じてくださり、非常に感謝しています。
医師である私がバイオ統計を面白いと思う点は、観察研究などの探索的研究の場合、同じデータに対して様々な統計学的アプローチが成立しうるという点です。限られた治療選択肢の中で日常診療を行っている私からすればこれは本当にカルチャーショックで、バイオ統計の奥深さと無限の発展性を感じることができました。残念ながら多くの医師はそのことを知らず、せっかくのデータを無駄にしている場合が多々あることを痛感しています。
しかしながらそれは同時に、バイオ統計と医学とを上手く融合させることができれば、研究を非常に高いレベルに昇華させることができる可能性を秘めているという証でもあります。このような可能性は、多種多様な背景を持った方々が大学院生として集う久留米大学バイオ統計センターでこそ成し得ることが可能です。ヘテロな集団は創造性や革新性が大いに高まりますので、バイオ統計を勉強したいという熱意がある方に久留米大学バイオ統計センターへの進学は非常にお勧めです。

修士課程 平成27年度入学
中倉 章祥

バイオ統計センターの特徴は、指導してくださる先生方が多くいらっしゃることと、社会人学生の多さだと思います。
私は他大学の情報工学科から進学しましたが、進学時に感じていた不安は、いろいろな先生方に質問に行きやすい環境であることや丁寧で適切なご指導のおかげでだんだんと解消されていきました。またバックグラウンドの異なる方が社会人学生として多く在籍しているため、現在学んでいることがどのように活かされているのか、どのような課題があって統計学を学ぶ必要があるのかを身近で伺うことができます。現場で活かされる学問であると実感できたたことが、より一層統計学への興味を強くしてくれました。
研究のために学ぶべき知識は多くありましたが、合宿やフォーラムといった行事のほか学生同士のディスカッションの場も多く、周りの方に感化されながら自分自身の考えをまとめていく作業はとても楽しいものでした。
バイオ統計学は勉強するほどに新たに学びたいことがでてくるような面白さがあります。優しい先生方や仲間に支えられながら、楽しくも実りのある2年間を過ごさせていただきました。

博士課程 令和三年度卒業
斉藤 哲雄

入学前、医学研究を行う際に統計解析でつまずくことが多数ありました。博士課程で習得したことで特に重要であったのは、統計の知識もさることながら、解析法の学び方でした。解析上クリアすべき問題に出会ったときに、書籍、論文等にどうあたって取り組んでいくか、貴重な示唆を先生方にいただきつつ学びました。研究者としての人生が明確に変わりました。どのような解析法であっても、必要な時間さえ掛ければきっと習得できるという実感はかけがえのない財産です。
講義が金曜日午後と土曜日に集中していますので、医師としてフルタイムで勤務しながら、大学院での勉強ができました。初年度は金・土曜日の講義と演習が中心で、二年生以降は適宜診療の休みを取り、対面やZoomでの先生方とのミーティングで方向性を調整しつつ学んでいきました。各種セミナーや学生同士の勉強会も、研究の種を見つける上で貴重です。医学研究での実利に加え、統計の勉強・研究という楽しみに出会え、生活が彩り豊かなものとなりました。

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