2016.11.11
2016年11月17日に久留米大学バイオ統計センター公開セミナーを開催します。
バイオ統計センター公開セミナー
場所:久留米大学バイオ統計センター 講義室
講演者:高守史子(富山大学 エコチルユニットセンター)
演題:「死亡診断書に書かれた複数の死亡原因を考慮した寿命調査 (LSS) 集団の死亡率解析」
概要: 死亡率解析は、一般的に原死因を用いて実施されてき た。原死因は死亡者1人に1つ決まっている。しかし、 二次死因、つまり複数の死因が記録された死亡診断書 の原死因以外の疾患、については十分に研究されてい なかった。本研究の目的は、原死因及び二次死因の併 発による死亡率と原爆放射線被ばくの関連性を明らか にすることである。対象疾患は原死因として全循環器 疾患(対象者数9670名)、その主要構成疾患として心 疾患 (リウマチ性、高血圧性、虚血性心疾患) 及び脳卒 中を考慮した。二次死因は臨床的に原死因と関連性が あるとされている肺炎、糖尿病、腎疾患、がんを扱った。 解析ではポアソン回帰モデルを適用した。本セミナーで はさらに詳細な背景、解析法、結果考察を述べる。本研 究は、放射線影響研究所のデータを利用した共同研究で あり、被ばく者をはじめとする関係者及び放射線研究に 貢献するものと考える。
日時:2016年11月17日(木)15:00-17:00
場所:久留米大学バイオ統計センター 講義室
講演者:高守史子(富山大学 エコチルユニットセンター)
演題:「死亡診断書に書かれた複数の死亡原因を考慮した寿命調査 (LSS) 集団の死亡率解析」
概要: 死亡率解析は、一般的に原死因を用いて実施されてき た。原死因は死亡者1人に1つ決まっている。しかし、 二次死因、つまり複数の死因が記録された死亡診断書 の原死因以外の疾患、については十分に研究されてい なかった。本研究の目的は、原死因及び二次死因の併 発による死亡率と原爆放射線被ばくの関連性を明らか にすることである。対象疾患は原死因として全循環器 疾患(対象者数9670名)、その主要構成疾患として心 疾患 (リウマチ性、高血圧性、虚血性心疾患) 及び脳卒 中を考慮した。二次死因は臨床的に原死因と関連性が あるとされている肺炎、糖尿病、腎疾患、がんを扱った。 解析ではポアソン回帰モデルを適用した。本セミナーで はさらに詳細な背景、解析法、結果考察を述べる。本研 究は、放射線影響研究所のデータを利用した共同研究で あり、被ばく者をはじめとする関係者及び放射線研究に 貢献するものと考える。