2016.10.19
2016年10月27日に久留米大学バイオ統計センター公開セミナーを開催します。
バイオ統計センター公開セミナー
場所:久留米大学バイオ統計センター 講義室
講演者:小向 翔(久留米大学バイオ統計センター博士課程3年)
演題:「地域がん登録データ解析における二重頑健生存時間推測法」
概要: 地域がん登録データの解析では,死因の情報が欠測しているという地域がん登録特有の問題から,がん以外の死因の影響を調整した指標である相対生存率やネット生存率ががん生存率の代替指標として用いられる.これらの指標を推定する際には,追跡期間の終了による打ち切りが共変量に依存することがしばしば議論される.この打ち切りの存在下で妥当な推測法として打ち切り分布による逆確率重み付き推測法や回帰モデルに基づく推測法が提案されているが,推測の妥当性にはそれぞれ打ち切り分布,生存期間分布に対する適切なモデリングが求められる.本研究ではこれら2つの推測法を組み合わせ,少なくとも一方が適切なモデリングである場合に妥当な推定となる二重頑健性を持った推測法を提案する.
日時:2016年10月27日(木)15:00-17:00
場所:久留米大学バイオ統計センター 講義室
講演者:小向 翔(久留米大学バイオ統計センター博士課程3年)
演題:「地域がん登録データ解析における二重頑健生存時間推測法」
概要: 地域がん登録データの解析では,死因の情報が欠測しているという地域がん登録特有の問題から,がん以外の死因の影響を調整した指標である相対生存率やネット生存率ががん生存率の代替指標として用いられる.これらの指標を推定する際には,追跡期間の終了による打ち切りが共変量に依存することがしばしば議論される.この打ち切りの存在下で妥当な推測法として打ち切り分布による逆確率重み付き推測法や回帰モデルに基づく推測法が提案されているが,推測の妥当性にはそれぞれ打ち切り分布,生存期間分布に対する適切なモデリングが求められる.本研究ではこれら2つの推測法を組み合わせ,少なくとも一方が適切なモデリングである場合に妥当な推定となる二重頑健性を持った推測法を提案する.