2016.06.19
2016年6月30日に久留米大学バイオ統計センター公開セミナーを開催します。
バイオ統計センター公開セミナー
場所:久留米大学バイオ統計センター 講義室
講演者:柳川 堯(久留米大学バイオ統計センター)
演題:「Reappraisal of odds ratios for validating observational comparative studies」
概要: Rosenbaum-Rubin(Biometrika,1983) が提案した
Propensity Scoreによる観察研究の解析法は, 近年大
流行しているが, 妥当でない。その理由は (1) 検証不可能
な数学的仮定に依存している (2) Propensity Scoreに
よるマッチング(balancing) はせっかく集めた貴重なデータを
活用できない (3) 多くの医学の観察研究は、断面研究や
症例・対照研究の形式で行われる。このときR-Rが対象とした
リスク差は意味をなさない等々。
データが語るfactを反映した層を構成し、交互作用項をもた
ないロジスティックモデルで、かつリスク因子を調整した上で、
共通オッズ比を推定・検定する方が賢いことを乳がんの再発
データ (Satoh, K.et.al.,International J. Surgery,2012)
を用いて示す。
日時:2016年6月30日(木)15:00-17:00
場所:久留米大学バイオ統計センター 講義室
講演者:柳川 堯(久留米大学バイオ統計センター)
演題:「Reappraisal of odds ratios for validating observational comparative studies」
概要: Rosenbaum-Rubin(Biometrika,1983) が提案した
Propensity Scoreによる観察研究の解析法は, 近年大
流行しているが, 妥当でない。その理由は (1) 検証不可能
な数学的仮定に依存している (2) Propensity Scoreに
よるマッチング(balancing) はせっかく集めた貴重なデータを
活用できない (3) 多くの医学の観察研究は、断面研究や
症例・対照研究の形式で行われる。このときR-Rが対象とした
リスク差は意味をなさない等々。
データが語るfactを反映した層を構成し、交互作用項をもた
ないロジスティックモデルで、かつリスク因子を調整した上で、
共通オッズ比を推定・検定する方が賢いことを乳がんの再発
データ (Satoh, K.et.al.,International J. Surgery,2012)
を用いて示す。