2015.12.28
2015年12月26日に久留米大学バイオ統計センター公開セミナーを開催しました。
バイオ統計センター公開セミナー
場所:バイオ統計センター コンピュータ室
講演者:五百蔵武士(久留米大学バイオ統計センター博士課程4年)
演題:「Data analysis methods for assessing palliative care
interventions in one-group pre?post studies
-単群Pre-Postデザインにおける緩和ケア介入効果の解析法-」
概要: 緩和ケア領域の研究においては、様々な理由から介入効果の
因果推論が不可能な単群試験がしばしば行われる。本研究では、
比較群のない単群試験で得られた実データを用いて、緩和ケアチームが
与える介入効果を算出する解析法を提案することを目的とする。
適格性を満たす入院中の悪性腫瘍患者を対象に、2009年11月1日から
2010年3月30日の期間において、緩和ケアチームが介入した患者26名を
解析の対象とした。データは緩和ケアチームの介入時の患者背景(性別、
年齢、Performance status)、介入前と1週後のQOLスコア
(EORTCQLQ-C15-PAL)を収集した。比較群のない単群試験
デザインでは対応のあるt検定等を用いて介入効果を評価することが
多いが、群の効果を除いた解析法を我々は考え、構造方程式モデリング
を用いて臨床的に解釈できるモデルを構築し、緩和ケアチームの介入
効果(Intervention effect)と共変量効果(Covariate effect)
導いた。
日時:2015年12月26日(土)10:00-11:30
場所:バイオ統計センター コンピュータ室
講演者:五百蔵武士(久留米大学バイオ統計センター博士課程4年)
演題:「Data analysis methods for assessing palliative care
interventions in one-group pre?post studies
-単群Pre-Postデザインにおける緩和ケア介入効果の解析法-」
概要: 緩和ケア領域の研究においては、様々な理由から介入効果の
因果推論が不可能な単群試験がしばしば行われる。本研究では、
比較群のない単群試験で得られた実データを用いて、緩和ケアチームが
与える介入効果を算出する解析法を提案することを目的とする。
適格性を満たす入院中の悪性腫瘍患者を対象に、2009年11月1日から
2010年3月30日の期間において、緩和ケアチームが介入した患者26名を
解析の対象とした。データは緩和ケアチームの介入時の患者背景(性別、
年齢、Performance status)、介入前と1週後のQOLスコア
(EORTCQLQ-C15-PAL)を収集した。比較群のない単群試験
デザインでは対応のあるt検定等を用いて介入効果を評価することが
多いが、群の効果を除いた解析法を我々は考え、構造方程式モデリング
を用いて臨床的に解釈できるモデルを構築し、緩和ケアチームの介入
効果(Intervention effect)と共変量効果(Covariate effect)
導いた。